古切手と呼ばれる中国切手の種類
切手買取で高価のつく中国切手の中には、中国がかつて発行した、”古切手”というものがあります。 現在中国国内で発行されている中国切手は”新切手”と呼ばれるものであり、ジャンルが分けられているそうです。 古切手について、ご説明しましょう。
中国で初めて発行された切手は、1878年の「大龍切手」と言われています。 カラーの違うものが4種類(緑、青、赤、黄色)、図柄はすべて同じです。
1897年には「蟠龍切手」という切手が発行され、こちらは本格的に流通した切手として知られています。 カラーの違うものが3種類(紫、橙、緑)で、名前のとおり龍が描かれているかっこいい一枚。
また、1909年に発行された清朝最後の宣統帝が即位した記念切手もあります。 北京の天壇である祈念殿が描かれており、少し大きめの横長デザインであることも特徴。 倫敦での印刷が行なわれたということも記されている貴重な一枚だそうです。
他にも旧満州国の切手や中華民国初期の切手など、1878年から1949年までに発行されたものが”古切手”に該当するということがわかりました。 具体的には、
海関郵政時期 1878-1896
大清郵政時期 1897-1911
中華民国前期 1912-1928
中華民国後期 1929-1945
国共内戦時期 1945-1949
という年代で分けられるそうです。